盲ろう者とは目と耳両方に障害のある人のことをいいます。
富山盲ろう者友の会では、盲ろう者とその支援者の交流・支援活動を行っています。

音訳とは

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【音訳とは】

音訳とは何か

音訳(おんやく)は音声訳の略であり、視覚障害者に対する情報保障のひとつです。
簡潔に定義するならば、音訳とは「文字を音声化すること」。
つまり、文字を声に出して読むこと。それが音訳です。
しかしこれでは音訳の説明として不足です。
もうひとつ、音訳に欠かせない要件は、視覚障害者の「目のかわり」を果たすという目的性にあります。
これは実はとても重要なポイントです。
この目的を満たさないものは、如何に上手に聞こえる読みであっても、良い音訳とは言えません。
音訳のための技術は、音声表現技術、調査技術、配慮技術など、多角的に確立されてきていますが、それらも全て、如何に「目のかわり」を果たすかという目的のもとに発達してきたものです。
文字情報を如何に表現すれば、情報が保障される結果となるか。
情報保障共通の命題とも言えるこの課題が、音訳において最も難しい部分であり、同時に、音訳者の技術の専門性を示す部分とも言えます。

音訳ボランティアの活動の歴史

音訳の活動は、昭和30年頃に始まりました。かれこれ半世紀の歴史です。
日本初の点字図書館(日本点字図書館)を創設した本間一夫氏が、テープレコーダーの一般家庭への普及をきっかけに、録音図書の製作に乗り出したのが、おそらく音訳活動のはじめです。
録音図書ならば、点字を読めない子供やお年寄りでも読書ができる。
開始当時、100人を超えるボランティアによって、1年間に500本もの録音図書が作られました。
多くは、それまで点訳図書の製作に携わっていたボランティアの協力でした。
日本における音訳ボランティアのルーツは点訳ボランティアにあると言うことができます。


Last Update 2010-06-03 (木) 12:38:15

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