盲ろう者とは目と耳両方に障害のある人のことをいいます。
富山盲ろう者友の会では、盲ろう者とその支援者の交流・支援活動を行っています。

初めての料理教室

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 5月12日(土)13:00から富山県民共生センターサンフォルテの調理実習室で料理教室を開催しました。参加者16名。
 初めての企画であり、どのような進め方をすればよいのかを事前に話し合い、盲ろう者の方が主体となること、体験した料理を日常生活に活用できる内容にすることを確認しました。
 Kさんを中心としてカレーライスとサラダを作るグループと、Oさんを中心として散らし寿司とデザートを作るグループに分かれて調理が開始されました。先ずはお米をとぐことから始まり、Kさんは、野菜を切ったり、肉を炒めたり、Oさんは薄焼き卵を焼いたり、サヤエンドウをゆで細く切ったり、フルーチェに牛乳を入れデザート作りに挑戦。
 グループの方々も、安全面に配慮しながらも手を出しすぎたり、作業を先取りしないよう声を掛け合い、和気あいあいとした楽しい雰囲気の中で料理が完成しました。散らし寿司は持ち帰りとし、カレーライス、サラダ、デザートを全員で会食しました。Kさん、Oさんの頑張りの甲斐あって、美味しい出来ばえでした。
 食事をしながらの意見交換では、Kさん、Oさんから見えない部分を補う工夫の仕方を学んだこと、私達自身もさらに便利に安全にできる支援方法を考えていけばよいなどの意見が出ました。Oさんから「デザートは簡単にでき、おいしかったので、家族にも作ってあげたい。」という声も聞かれ、今回の料理教室での体験をぜひ日頃の生活の中で活かしていただきたいと思いました。

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