盲ろう者とは目と耳両方に障害のある人のことをいいます。
富山盲ろう者友の会では、盲ろう者とその支援者の交流・支援活動を行っています。

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平成24年度全国盲ろう者団体ニューリーダー育成研修会

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 平成24年12月8日から9日まで、東京都港区高輪のコンベンションルームAP品川を会場として開催された「平成24年度全国盲ろう者団体ニューリーダー育成研修会」に参加しました。

 開講式の後、午前中は、福島智氏を講師に「盲ろう者福祉のあり方について」の講演が行われました。内容は「盲ろう者と盲ろう者団体の特徴について」「盲ろう者リーダーのあり方について」「世界とアジア、日本の盲ろう者福祉と盲ろう者団体の今後について」を軸としたもので、福島智氏の講演を間近に拝聴することができたことはとても感激しました。

 午後より、「グループ討議」が行われ、「盲ろう者を増やすためにどうしたらよいか?」(盲ろう者の掘り起し)、「県内・他県との交流を深めたいが、どうしたらよいのか?」「通訳・介助員が足りない、スキルアップの問題について」の3つの議題に分かれての討議が行われました。私は「県内・他県との交流」のグループに入り、「1泊2日の温泉旅行を企画し、他県の盲ろう当事者、及び団体関係者を招待していること」を発表しました。全国の方の意見を聞くことができ、あのように考えることができるようにならなければならないと思いました。

 「グループ討議」の後で開催された意見交換会に参加をして、群馬県盲ろう者友の会のY.K氏と交流をすることができました。

 12月9日の2日目からは「友の会運営について」の講演が行われ、高橋信行氏(NPO法人えひめ盲ろう者友の会 理事長・全国盲ろう者団体連絡協議会 会長)、並びに今川裕子氏(NPO法人兵庫盲ろう者友の会 理事長)の講演を拝聴しました。両氏の発表の主旨は「友の会の運営・盲ろう者団体のNPO法人化について」で、団体をNPO法人化することによって、自治体等の事業委託・助成金が受けやすい利点を挙げていました。今後の行政との関係を考えれば、NPO法人化を考慮する必要性を感じました。

 昼食の後、午前中に講演された高橋信行氏による「盲ろう者リーダーとして」の講演が行われました。講演内容は、「リーダーの心得」「盲ろう者の自立と社会参加の実践」「盲ろう者自身が力を付ける」「会の運営力をアップしよう」で寸劇を入れながらの講演はとても解りやすいものでした。今まで「リーダー」という言葉に抽象的なイメージがあり、とらえにくいと感じていましたが、この研修会に参加をしてイメージがつかめたような気がします。

 最後に、九曜会長、通訳者の方々と「全国盲ろう者団体ニューリーダー育成研修会」に参加することができたことに心より感謝を申し上げます。

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