盲ろう者とは目と耳両方に障害のある人のことをいいます。
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Ⅲ-(ⅲ)要約筆記の思考の組立

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Ⅲ-(ⅲ)要約筆記の思考の組立

要約筆記の基本的な思考形式

 要約筆記の思考の基本は、以下の3つの段階で説明できる。
①抽出(省略)
 聞きながら、書くべき事実関係を抽出する。前後との優先順位のバランス、発話との時間差の度合を主な判断基準として抽出していく。抽出した段階で、生のデータではなく、変換されたデータとして記憶される。判断基準となる優先順位の決め方は一律には言えないが、流れの中での内容、既出未出の状況、話者の発する韻律情報、予測される利用者の利用価値などが挙げられる。
 抽出とは、大きな部分の省略とほぼ同質の作業である。

②構築(省略・概括・変換)
 抽出したものを基に文を作っていく。
 この段階の作業は、変換作業・小さな部分の省略作業としても理解される。

③筆記(表記)

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Last Update 2011-05-08 (日) 02:51:38

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